「暖房が効かない」とお悩みですか?現役のエアコン屋として、暖房効率を高めるための原因と解決策を学べる情報を提供します!この記事では、いますぐ実行できることやおすすめグッズを解説しています。
はじめに:エアコンの暖房が効かない時の最初の一歩
冬の気温が低い日、エアコン暖房が効かないと困りますよね。この記事では、エアコンの暖房が効かない原因を解説し、簡単にできる解決策や関連商品を要点のみ絞って紹介します。
エアコンが正常に動作していない理由はさまざまですが、ほとんどのケースで解決策があります。エアコンが作動しない原因を特定し、すぐに実践することで快適な冬を過ごせるようになります。
原因1:設定ミス(温度やモードの確認)
意外かもしれませんが、エアコンの暖房が効かない最も一般的な原因は設定ミスです。温度やモードが正しく設定されていないと、暖房機能が適切に働きません。意味もなく運転している可能性もあるかもしれないのでしっかりチェックしていきましょう!
確認ポイント
- 設定温度が適切か。(節電効果のある温度は20°程度が目安)
※地域ごとに快適温度は異なるため、寒く感じる場合は少しずつ温度を上げていきましょう。 - モードが暖房になっているか(冷房やドライモードでは暖まりません)。
- リモコンにエラーメッセージが表示されていないか。
(エラーコードを検索してみる。例えば、「〇〇メーカーエアコン エラーコード ○○」原因が分かるかも) - リモコンの電池は入っているか
解決策
- リモコンのリセットを試す。(リセットボタン)
- 取扱説明書を参照して適切な設定を確認する。
- 電池切れの場合は新しい電池に交換する。
- エアコンのコンセントプラグを抜き、5分程度経ってから再度差し直す。
補足情報
リモコンの操作に慣れていない初心者でも簡単に設定を確認できます。まずは基本の操作から試してみましょうね!
原因2:フィルターや内部の汚れが原因?
フィルターが汚れていると、空気の流れが妨げられ、エアコンが効率的に動作しなくなります。また、内部(熱交換器等)の汚れも暖房性能に悪影響を及ぼします。フィルター部分から空気を吸気するため(吸気)、ゴミやホコリが詰まっていると効率的に動作しなくなることはもちろんエアコンに負担をかけてしまいます。
したがって故障の原因となり、電気代コストもかかります。
確認ポイント
- フィルターが目詰まりしていないか。
- おもて(前面)パネルを外して内部をチェック。
解決策:フィルター清掃の手順
- エアコンのコンセントプラグを抜く。(清掃するエアコンのブレーカーを落とす(分電盤にて))
- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取る。
- 水で洗い、乾燥させてから再設置する(カビ対策。水洗い)。
参考記事はこちら:【初心者向け】自分でできるエアコンクリーニングの基本手順と道具紹介!!
おすすめ商品
- エアコンフィルタークリーナー:頑固な汚れも簡単に落とすアイテム。
- 消臭除菌防カビスプレー:清掃後の清潔を保つために便利です。
最新トレンド
最近では、フィルター自動清掃機能がついたエアコンも登場しています。手間を減らしたい方にはおすすめです。
不具合エアコンの年式が10年以上前の機種なら、修理するよりも買い替えを検討しても良いかもしれません。
✔自動清掃機能付エアコン
なんと工事込みの価格!!僕からみてもコスパ良し!!
6畳の部屋 | 2.2kW(冷房)電圧:単相100V |
8畳の部屋 | 2.5kW(冷房)電圧:単相100V |
10畳の部屋 | 2.8kW(冷房)電圧:単相100V |
12畳の部屋 | 3.6kW(冷房)電圧:単相100V |
14畳の部屋 | 4.0kW(冷房)電圧:単相100V/200V両方ある |
18畳の部屋 | 5.6kW(冷房)電圧:単相200V |
20畳の部屋 | 6.3kW(冷房)電圧:単相200V |
畳数を選ぶ際の参考記事はこちら:エアコンの畳数ってどう選ぶ?失敗しないための4つのポイントと適正サイズの重要性
原因3:冷媒ガス不足が暖房を妨げる理由
冷媒(フロン)ガスが不足すると、エアコンの暖房機能が低下します。特に古いモデルでは、この問題が発生しやすいです。基本的に、冷媒(フロン)ガスが空になると冷暖房ともに全く効かなくなります。
確認ポイント
- ぬるい風しか出ない。
- 室外機から異常音や液体の漏れがある。
- いくら温度を変更しても同じ温度の風がでる。
解決策
冷媒(フロン)ガスの補充は専門的な作業が必要です。以下の手順で対応しましょう:
- リモコンでエラーコードを調べる。
※エラーコードを調べると「ガス不足」という項目が出てくることがあります。 - 専門業者に点検を依頼する。
- 修理費用の見積もりを確認する(相場は10,000円〜40,000円)。
※故障内容にもよります。施工不良により自己負担無しの場合もあります! - ガス補充後、性能が改善されるか確認。
※基本的には業者さんがやってくれます。
注意点
ガス不足は自分で解決できないので絶対に専門業者さんに依頼・点検してもらいましょう。
高圧ガスの取り扱いになります。
原因4:室外機のトラブルで効きが悪くなるケース
室外機が雪やゴミで詰まると、エアコンの暖房効率が低下します。寒冷地では特に注意が必要です。
意外かもしれませんが「室内機」より「室外機」のほうが重要な役割を果たしています。しっかりチェックしていきましょう!
確認ポイント
- 室外機の周囲に雪やゴミが溜まっていないか。(室外機の裏の鉄のアミアミ部分、フィンとも言います(熱交換器))
- 室外機が正常に動作しているか。(異音等無いか)
解決策:室外機のメンテナンス
- 周囲の障害物を取り除く。
- 防雪カバーを設置して雪の侵入を防ぐ。
- 定期的に動作確認を行う。
おすすめ商品
- 室外機カバー:雪や氷から室外機を守るアイテム。
原因5:室内環境の問題とその改善策
室内環境の問題がエアコンの効率に影響する場合もあります。特に断熱性が低い部屋(家)では、暖房効果が十分に得られません。
確認ポイント
- 窓やドアの隙間から冷気が入っていないか。
- 部屋全体の断熱性能が低くないか。
解決策
- 窓に断熱フィルムを貼る。
- 厚手のカーテンで冷気を遮断。
- サーキュレーターを使って部屋全体の空気を循環させる。
おすすめ商品
- 断熱フィルム:簡単に取り付けられる断熱アイテム。
- 省エネサーキュレーター:暖房効率を高めます。
まとめ:快適な暖房を手に入れるためのポイント
エアコンの暖房が効かない原因を特定し、適切な対処を行うことで、冬の寒さを快適に乗り越えることができます。
解決のポイント
- 設定ミスをまず確認。
- フィルターや室外機の清掃で効率アップ。
- 専門業者の力を借りることで冷媒ガスの問題を解決。
- 室内環境を改善し、暖房効果を最大化。
この記事で紹介した解決策や商品を活用して、暖かく快適な室内環境を手に入れましょう!