「10年以上使ってるけど、まだ動くし大丈夫かな…?」
そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、エアコンには“確実な寿命”があります。動いているように見えても内部では部品が劣化しており、放置すると電気代の増加や突然の故障につながることも。
この記事では、第一種電気工事士として年間100台以上の施工を行う筆者が、エアコンの寿命・買い替えサイン・判断のポイントをわかりやすく解説します。
「修理すべき?それとも買い替え?」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んで判断材料にしてください。
エアコンの寿命は約10年が目安

多くのメーカーは製造終了後10年を目安に部品の保有・生産を終了します。つまり、購入から8〜12年経つと、修理しようとしても部品が手に入らないことが増えるのです。
また、毎日稼働している家庭では内部のコンプレッサーやファンの摩耗が早く、実質的な寿命は7〜8年ほどのケースもあります。
「冷えにくい」「風量が弱い」「設定温度にならない」などの小さな変化は、寿命が近づいているサイン。放置して使い続けると、突然の停止や基板故障につながる恐れもあります。
寿命が近いエアコンに見られるサイン5つ

- 冷暖房の効きが悪い:設定温度になるまで時間がかかる
 - 異音・異臭がする:ファンモーターの劣化やカビ・汚れが原因
 - 水漏れや結露:ドレンホース詰まり・熱交換器の汚れ
 - リモコン操作が効かない:受光部や基板の接触不良
 - 修理を何度も依頼している:部品供給が終わるサイン
 
こうした症状が複数出ているなら、修理しても再発する可能性が高く、「延命より買い替え」が現実的です。
特に10年以上使用している機種は、修理よりも新機種に替える方がトータルで安く済むケースが増えています。
修理と買い替え、どっちがお得?

| 比較項目 | 修理 | 買い替え | 
|---|---|---|
| 初期費用 | 約1〜5万円 | 約8〜12万円 | 
| 電気代 | 変わらない | 年間 6,000〜15,000円減(能力・機種にもよる) | 
| 保証 | 修理箇所のみ | 5〜10年保証あり(購入方法にもよる) | 
| 快適性 | ほぼ現状維持 | 静音・自動運転など性能向上 | 
一見すると修理の方が安く見えますが、古い機種を修理し続けると費用がかさみ、電気代も高止まり。
新しい省エネモデルに変えれば、4〜7年で電気代だけでも元が取れることもあります。
買い替えの判断基準

- 購入から10年以上経過:メーカー部品が入手困難に(不可の場合が多い)
 - 修理費が1万円以上:買い替えの方が長期的にお得☆
 - 電気代が上昇:効率低下や冷媒ガス漏れの可能性
 
「壊れてから修理」ではなく、シーズン前に買い替えを検討するのが賢明です。
春や秋は設置予約が取りやすく、工事費も比較的安く済みます。
買い替えで失敗しない3つのポイント

- 部屋の広さに合った能力を選ぶ:小さい容量では効きが悪く、大きすぎると電気代が無駄に。
 - 古い配管をそのまま使わない:劣化配管はガス漏れ・水漏れの原因。
 - 最新機能を比較:省エネ性・AI制御・自動掃除機能など、性能差が大きい。
 
設置前の下見を依頼できる業者を選べば、トラブルの心配もありません!
おすすめの工事業者
- テイクサービス:24時間対応・全国対応・現地お見積無料
 - ユアマイスター:口コミと料金を比較しながら最適な業者を選べる
 - エアコンサポートセンター
:最短翌日工事可能・安心の1年施工保証付
 
まとめ|壊れる前に“買い替え判断”を
エアコンの寿命は約10年。効きが悪い・異音・水漏れなどの症状が出たら、「まだ動く」ではなく「今が買い替え時」と考えるのがベストです。
最新モデルは省エネ・静音性・保証も充実しており、長期的に見て最もコスパの良い選択になります。
まずは料金を比較・確認して、あなたに合ったエアコンを選びましょう。
  
  
  
  